鬼の投石
沙弥高心の伝説の中に出てくる投石というのは出崎半島、先端近くの西側の海上にある角形の岩をいう。これは十禅寺の頂上から鬼が岩を投げてここに落ちたといわれるもので、「鬼の投石」ともいわれる。
一説には、鬼が出崎から大岩を投げこんでできたものともいわれる。
「玉野の伝説」
著者:河井康夫
発行:昭和53年
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