軽島の名のおこり
軽島八幡宮は、元は藤井の大生浦（大池浦）という所にあったが、神官の家から山越で遠く、不便であった。そこで元禄十六年に小丸山に移転することを願い出た。
いよいよ、小丸山の拡張工事も完成し、享保二年現在地に八幡宮として、移転されたのであるが、いざ、移転という時に、大勢の氏子たちが社殿をかつぎ上げようとしたが、さほど大きくもない社殿が重くてどうにも動かない。そこで、神官が修?をして、ご遷座を奉請すると、たちまち社殿は軽くなり、氏子はやすやすとそのまま、あたらしい社地に移転することができた。このため小丸山を「軽島」と呼ぶようになった。
「玉野の伝説」
著者：河井康夫
発行：昭和53年
このカテゴリーの伝説
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